◆高校選びの重要性:あなたは周りと同じ道?~商業高校という選択肢~◆

1.jpg

季節も1周し、卒業という別れ、受験という挑戦のステージに立つ生徒も多いのではないかと思います。中でも進路選択は今後の人生でも”記憶”に強く残る3年間。様々な選択肢がある中で、大衆派の”普通科”以外に商業高校という区分があることをご存知ですか?商業高校を卒業した私が、”商業高校で学べること”について、長所短所のありったけを記載いたします。






1.商業高校の実態!!商業高校を選ぶ=低偏差値?

実は全国の高校数は、国公立・私立を含めると4809校あると言われています。その中で今回のテーマである「商業科又は商業高校」の数は601校(2020年3月時点)。たった全国に10%しかない選択肢を選んだ私は、周りと違う進路に戸惑いました…。




商業高校は全国に点在していますが、昔から設立されている高校が比較的多いわりに、地方に点在しているケースがほとんどです。つまり「商業高校に通う」=「学区を超えて遠方に通う必要性があること、加えてこれまでの友人関係を崩し、独りぼっちでスタートを切る」という問題に大半直面します。

また補足するならば、商業高校の多くのケースで学校の偏差値が低い傾向にあります。(これは高校卒業後は就職を視野に入れている生徒が大半を占めるため)「偏差値が低い=ごくせん?相応に学校が荒れている」というイメージがあった私は、恐怖を覚えながら入学式に臨んだ記憶があります。




2.普通高校と商業高校で違うこと

高校生活は…意外と普通科の高校と変わりません。部活動も活発ですし、心配していた学校の風紀面は、むしろ「就職を視野に入れている」生徒が多い商業高校の方が圧倒的に身なりも整っています。以下は私が感じた普通科と商業科との差です。

男女比

01.jpg

普通科は5:5かそれに近いクラス編成が多いかと思いますが、商業科はほとんど男1:女9の比率です。それは先に述べた”就職”を視野に入れているという視点と、内職(つまり経理や事務職)等に携わることが多い女性にとって、断然必要なスキルを学べる場が商業科だからです。ある意味「将来を見据えた意識の高い」生徒が多いように思います。

学び

ダウンロード.jpg

普通科では当たり前に学ぶ「数Ⅱ」や「物理」等の科目が、商業高校では必須科目ではありません。その代わり「情報処理」「簿記」を学びます。つまり就職を視野に入れている生徒に併せてカリキュラムが組まれていることが多く、”進学”を希望する生徒は科目を選択制にしているのです。





校舎と機器の古さ・新しさ
普通科では最新のPCや教育環境が導入されている高校が多いように思いますが…商業高校は校舎も古く、設備も古いものばかりです。PCもかなりバージョンの古いもので授業を受けました。ちなみに自動販売機が校舎に設置され始めたのは最近です。





3.これだから商業高校は勝ち組!簿記資格まで取得できるカリキュラム

実はあまり知られていないのですが、商業高校で学ぶ内容は、大学講義で学ぶ内容と重複する部分が多いという事実…。
例えば商業高校で学ぶ以下の内容は、文系大学の経営学部では必須科目として指定されています。

unnamed.jpg




商業経済に関する科目
わたしたちの生活に必要なものは商品として、生産者から流通活動を通じて消費者に提供されます。
特に商品流通についての正しい知識と理解を身につけて、社会の一員として活躍するために次のような科目を学習します。
流通経済・計算事務・商品・マーケティング・商業デザイン・商業経済・経営・商業法規・国際経済・英語実務





簿記会計に関する科目
企業では、取引を正確に記録・計算・整理することが重要です。
そこで、帳簿記入や会計処理についての知識と技能を身につけるために、次のような科目を学びます。
簿記・工業簿記・会計・税務会計




 
③情報処理に関する科目
コンピューターや通信技術の発達に伴い、あらゆる分野で情報化が進んでいます。
ワープロやコンピューターなどの機器を使いながら情報処理の知識や技術を身につけるために、次のような科目を学びます。
情報処理・文書処理・プログラミング・情報管理・経営情報


4.まとめ

いかがでしたか?商業科では、「教科学習」・「部活動」だけでなく、「資格取得」が加わって、「3本立て」の高校生活が送れます。これが、他の高校にはない、大きな特徴です。「将来はこんな仕事がしたい!」と、今から決めている人だけでなく、「自分は何がしたいのか、まだわからない」という人も、たくさんの資格にチャレンジできる商業科なら、そんな、まだ形にならないあなたの夢も応援できます




この記事へのコメント