季節によって様々な色を折りなす花々。中でもこの5月中旬~6月末にかけてみられる”あじさい”は、季節がら過ごしやすい気温のなかで楽しむことができるため、デートや観光にも人気です。今回は関西屈指のあじさいスポットである、奈良県の”矢田寺”についてご紹介いたします。
1.矢田寺(ヤタデラ)ってどこにあるの?別名”あじさい寺”の由来とは
奈良は大和群山市矢田町にあるお寺。場所は駅から離れた場所にあるため、アクセスは悪いものの、観光シーズンの5月~7月にかけては臨時のバスが運行しています。
本尊は地蔵菩薩立像で重要文化財に指定されている、由緒あるお寺です。境内にあじさいが咲き乱れていることから(もちろん、様々な説がありますが…)別名「あじさい寺」と呼ばれています。
ちなみに矢田寺のあじさいは昭和40年頃から植えはじめたもので、あじさいの花びらが雨に打たれる様は「諸行無常」の教えだと言われています。いろいろな表情が楽しめるあじさいは、雨の日でもその景色を楽しむことができますね。
※あじさいのお花の色は、実は土壌の酸性度によって変わるってこと、ご存知でしたか?
2.人気の理由:朝日新聞「関西のあじさいの名所」第1位に選出!?
境内には約60種類10,000株のあじさいが植えられており、まるで虹の国を散策できるかのような観光地矢田寺。実は観光名所として人気が出だしたのはつい最近のことなんです。
朝日新聞「訪ねてみたい関西のアジサイの名所」で第1位に選ばれたことをきっかけに、お寺では”あじさいを使った精進料理「あじさい弁当」”の販売、老若男女問わずに人気の「ご朱印」を”あじさい”の背景にした色鮮やかなものにする等、様々な取り組みがあったのだとか。
SNSの普及で「美しいご朱印」「あじさいの名所」として認知されていくようになり、繁忙期には人数制限をかけるまでに人気となったと言います。
3.まるで迷路?矢田寺の巨大な敷地とあじさい
初めて訪れる方が必ず驚愕するのは、ここの敷地の広さ。まるで迷路のように咲き乱れたあじさいは、「いったいどこから観ればよいのか…」観光客を迷わせるほどの圧巻さがあります。
※正面入り口です。ここまではずっと登坂でした…。
●整備された道が続きます。「立ち止まっての撮影禁止」と注意書きがありますが、皆様立ち止まって撮影されていました。
●美しいあじさいが
迎えてくれます。
迎えてくれます。
●もう、わけが分かりません。(笑)
また途中から一方通行で進む案内が出てくるため、後戻りができません。(距離にして1km弱ほど歩いた気がします…)
険しい石階段や下り坂、足元の不安定な地盤もあるため、できるだけ歩きやすい装備で来訪されることをオススメいたします。
4.まとめ
いかがでしたか?矢田寺は観光地としてにぎわい、繁忙期(特に5月末~6月末)にかけては駐車場も混雑しますし、待ち時間が出ることが予想されます。もちろん電車➢バスでのアクセスも可能ですが、下車後の急な坂を20分程登る必要があるため、覚悟が必要です。一度は見納めておきたい絶景。ぜひ一度、訪れたいところです。
矢田寺公式HP
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