さて、公的機関の様々な補助金制度が走っているなか、「IT導入補助金」についても改正がありましたので、こちらにご案内いたします。具体的には”特別枠”の創設や”補助率の引き上げ”がこれにあたります。例えば多くの補助金制度では認められていなかった”PCやタブレット端末のレンタル費用”が認められる等、テレワーク環境等の整備も前向きに進められそうです。
1.「IT導入補助金2020」特別枠の追加について
今回の主な改正の一つが、従来の「通常枠 A・B類型(令和元年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業))」に加え、「特別枠(令和2年度補正サービス等生産性向上IT支援事業)C類型)」が創設されたことです。特別枠は、テレワーク用のパソコン等のレンタルにも利用できるなど、新型コロナウイルスによる感染症が事業環境に与えた影響への対策、及び、同感染症の拡大防止に向け、テレワーク環境の整備等に取り組む事業者によるI T導入等を優先的に支援するために設けられました。
IT導入補助金公式HP:https://www.it-hojo.jp/
※なお、通常枠、特別枠とも、100人以下の商工会議所にもご利用いただけます。通常枠、特別枠は、それぞれ制度的に一部異なる点がありますので、申請にあたっては、各類型の要領、交付規程をよくお読みのうえ、手続きを進めていただきますようお願い申しあげます。
※なお、通常枠、特別枠とも、100人以下の商工会議所にもご利用いただけます。通常枠、特別枠は、それぞれ制度的に一部異なる点がありますので、申請にあたっては、各類型の要領、交付規程をよくお読みのうえ、手続きを進めていただきますようお願い申しあげます。
2.実施スケジュールと流れについて
事業スケジュール(各類型共通)・交付申請期間ですが2020年5月11日(月)~12月下旬までとなっております。ほかの補助金比べて交付申請期間が長いのが特徴です。(複数回の締切りを設け、それまでに受け付けた申請を審査し、交付決定を行う予定)
事業実施期間:交付決定日以降~6か月程度(予定)
※小規模事業者持続化補助金と異なり、実施機関が短いためご注意ください。
3.関係資料一覧について
<通常枠(A・B類型)と特別枠(C類型)概要について(公募要領より抜粋)>
★通常枠:公募要領(通常枠A・B類型).pdf
★特別枠:公募要領(特別枠C類型).pdf
●「IT導入補助金」申請までの流れについて
※概ね通常通りの流れとなります。
4.まとめ
これまでハード面での支出行為は”汎用性があるため”補助金対象外となっておりましたが、ようやく制度拡充が進められました。これから新しい生活様式・働き方にシフトしていくため、本補助金を始めとする導入補助はますます進むことと考えられます。ぜひ申請の機会損失がないよう、今一度ご確認をお願いいたします。
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