◆後悔しない人生を送る:大切なこと、知っておくべきこと(20代~40代向け)/給与と副業、考え方の転換について~まとめ~◆

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1.給与明細の見方:「この点は注意した方が良いよ!」ポイントまとめ

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給与支給の決まり事:給与には法律で以下の規定があります。
原則1:給与は1円たりともカットしてはいけません。
原則2:給与は1ヶ月に1回以上全額支給すること。
原則3:給与は通貨で現金で支給すること。
原則4:原則入金という形で支給する場合は、本人の許可を取る。




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【基本給】
基本給と言うだけあって、本来この支給額が最低賃金を上回る必要があります。よく基本給が10万で謎の手当等がいっぱい付いて総支給20万円になるという企業が存在します。基本給を下げると、従業員と協議して納得してもらう必要があります。しかし”手当のカット”ならば簡単に給料を下げることができる、という推測が立ちます。結果的には最低賃金を下回れば違法で、その様ないい加減な手当支給は事実上の基本給と同じですからカットはできないということを頭の片隅に入れておきましょう。



※正規の方法をとるならば、カットするならせめて支給条件を明確にして、それに合わせて支給不支給を決めないといけません。いずれにしろ、どの様な場合でも最低賃金を下回ることはできません。




【通勤手当】
「法律等で通勤手当を必ず支給しなさい」という規定はありませんが、派遣社員には通勤手当を支給したりしなかったりという状況のなかで、労働局からは派遣法改正に伴い「実費を満額を支給せよ」と指導が入っています。これは派遣社員以外も通勤代を支給せよという事実上の義務です。




【残業手当】
あまり知られてはいませんが、労働局の公式見解は1分単位の精算です。30分以下切り捨てなどという会社がありますが、給与は1円たりともカットしてはいけないの同じで、1分たりとも働かなかった事にしてはいけません。通算すると1ヶ月で最大10時間以上になります。ただし、ギリセーフのラインとしては、毎日ではなく1ヶ月分を通算した結果の30分未満の切り捨て及び30分以上の切り上げという条件ならば黙認されています。




また、見なし残業で無制限に残業させるブラック企業もありますが、法律の趣旨に則ると、この制度は見なし残業時間未満でもカットはできないが、見なし残業時間を超えると追加で残業代を支給しなければいけないという社員が有利な制度にしかなり得ないので、見なし残業代を払えば残業させ放題などと言うことは全くありません。





以前、残業代を毎月ではなく半年通算して、その間に忙しくない月は早上がりさせたり休ませてその分残業時間を相殺して、消化しきれなかった分だけ残業代を支給すると言うことをやっていた会社がありましたが、行政処分されていました。(原則2の違反)ただし、これは1ヶ月の内であればOKです。




【その他手当】
支給基準が明確でないものは恣意的に出したり出さなかったりという事があるのでよく確認しましょう。

社会保険控除、源泉徴収
これは従業員に許可を取らなくても認められている控除です。厚生年金、健康保険、雇用保険、所得税などです。注意が必要なのは、引かれている社会保険料が正しい保険料か?と言うことです。本来は3万円で良いところをしれっと5万円引いたりしていないか確認しましょう。年金事務所からハガキが定期的に届いているはずですので、それであなたの本当の料率を確認できます。
いや、そもそもちゃんと加入していますか?そこから心配です。




【その他控除】
この欄はブラック企業の腕の見せ所です。ドケチ社長の指示で「端数切り捨て」という無意味に100円以下を切り捨てている会社ありましたが、遡って利子を付けて支給する羽目になりました。
有給休暇ではない休みで欠勤控除がある場合、控除額が正しいか確認しましょう。毎年、祝日等を考慮して1ヶ月の平均稼働日数を算出します。(20日とか20.5日とかになります。)欠勤した場合は、基本給から平均稼働日数を割った1日分が引かれますが、総支給で割って引くブラック企業もあります。あくまで引くのは基本給からです。いずれにしても、本人が分からないのに無断で引かれている謎の控除はほぼ間違いなく違法です。

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2.必ず役に立つ考え方編:お金に常に苦労している人に向けて

お金のために働いていれば、その代わりに自分自身の時間を売っているということです。=勤労所得(キンロウショトク)と呼びます
下の写真でこの状態をさらに上手く表現すると、勤労所得とはある農民が手を使って働いているようなものです。

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上記の農民の効率性を、数字(割合)で表すと、1対1(1:1) = 活用率ゼロとなります。
勤労所得で経済的な自由を達成するのは、とても難しいことです。なぜなら勤労所得は収入の内…

・最も税金が課せられる対象であるから。
・出費より前に勤労所得から税金が引かれるから。
・その出費のせいで財産の貯蓄に回すお金ができないから。




収入を増やすには、ある種の活用術を使う必要があります。その活用術の質が良ければ、労働時間にさらに効果的です。

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ツール(活用術)を使用することで、同じ労働時間で5倍の「価値」を生み出すことが可能です。

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今度はツールだけでなく、動物の力(さらに効果的な活用術)も取り入れ、生産性を促進させています。現時点でこの農民は、同じ労働時間で500倍の「価値」を生み出せるようになっているのです。




つまりまとめると…
「お金を追いかけるのではなく、価値を追い求めることが大切」ということ。

あなたの仕事と日頃の行動を振り返ってください。労働時間の中で、どのようにより高い「価値」を届けられるかを考えること。スキル、知識やツールを活用することで、さらに高い価値を生み出すことができます。お金を稼ぐことに焦点を当てると、顧客や従業員に向ける価値が見えなくなり、自分自身のことしか考えなくなるのです。

私達は全員、届ける「価値」に基づいてお金を受け取るのであり、仕事をした時間分ではないということです。労働に同じ時間分を注ぐことはできますが、ロケットの科学者が生み出した価値はタクシードライバーの仕事と比べると、格段に違いますよね。
労働市場では、希少的(稀であること)であることがすべてです。
車を運転できる人は何億人もいますが、ロケット科学の知識やスキルを持つ人は多くありません。届ける価値を高めることが収入の増加に大きく影響するということです。





3.副業編:給与が少なく貯蓄がなかなかできません…。

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今流行りのUber Eats(ウーバーイーツ)を一つ例にあげます。

17:00 本業終了
17:30 帰宅
17:45 着替えてデリバリーバッグを担いで配達へ




これを一ヶ月間、毎日1〜2時間コンスタントに行います。まじめにコツコツとやれば、1日2000円程度になります。インセンティブが発生する場合は、もう少し頑張って3000~4000円稼ぐことができます。=月々6−7万円となり、副業としての貯蓄実現はクリアできるのではないでしょうか?

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残業ありきの所得の考え方について
残業代を含めた所得を当てにして生活水準を決定することは、あまりお勧めできません。仮に残業代を含んだ所得に合わせて生活していった場合、社内異動に伴う”残業が無い部署に転籍”になってしまったり、会社の方針によって残業が全くなくなった場合に、万が一昇給していなければ、生活水準を下げることを考慮しなくてはならない可能性があるからです。

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ただしアルバイトは単なる時間の切り売りに過ぎませんので、時給1000円で2時間拘束されれば2000円、バイトに行かなければ0円です。一方でWebサイト運用やYouTubeといったものは、いきなり1万、2万とコンスタントに収入を得ることはほぼ不可能ですが、一度軌道に乗ってしまえば、本業中であれ就寝中であれ勝手に金を稼いでくるようになります。いきなり5万は稼げないかもしれませんが、月々1万程度ならまじめにやれば半年もせずに到達します。




4.まとめ

今回は前回の記事に引き続き「Quora」の中でも人気の記事をご紹介いたしました。給与体系や働き方にまつわる相談は、特に20代・30代に顕著にみられる傾向ではあります。「この時に気づいていればよかった」を提供してくれる、このサービスは画期的だなとつくづく感じます。ぜひ一度、ご覧頂ければと存じます。
参照元URL:https://jp.quora.com/

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