◆『私は私のままで生きることにした』読了:”誰の人生もそれほど完璧ではない”ってこと◆

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書店で人気シリーズの本や新作が立ち並ぶ中、未だ発行当初から陳列されている本があるのですが、ご存知でしょうか。それが今回ご紹介する『私は私のままで生きることにした』(キム・スヒョン著)という書籍です。今を悩む人々へ、これからを生きる若者たちへ、きっと背中を押してくれるかけがえのない一冊になると自負しております。今回はそのストーリーと本書籍が伝えたいメッセージについて、解説いたします。






1.『私は私のままで生きることにした』ってどんな本?


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著者:商品ページ参照
キム・スヒョン

イラストレーター・作家。まじめだけど深刻ぶらない、明るいけど軽くはない人。
美大には行ってないけれど、絵を描くのが好きで、デザインを勉強したことがある。文系とデザインのあいだにいて、現在はイラストを描き文章を書いている。

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本書の内容:「BOOKデータベース」より参照
私たちはみんな、ヒーローになること、特別な何者かになることを夢見ていた。だけど今では、世界どころか自分を救うことに必死な大人になってしまった。中途半端な年齢、中途半端な経歴、中途半端な実力をもつ、中途半端な大人になった私たちは、誰もが大人のふりをしながら生きている。本書には、今を生きる普通の人へのいたわりと応援を詰め込んだ。何が正解なのかわからない世の中で、誰のまねもせず、誰もうらやまず、自分を認めて愛する方法を伝えたい。




”本を書こうと思った、そのきっかけ”とは?
キム氏は韓国社会と日本社会は、ある視点では似た境遇にあると言います。曰く、「例えば韓国の若者社会について考えた際、現代社会を生きる若者たちは、学歴や家柄など、いつもどこかで比較されたり、そのために劣等感や閉塞感を持ったりと、そういった部分でどこか「生きづらさ」を抱えているように感じたのです。」

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「またそんな「生きづらさ」を抱えた若者たちが大人となり、ある意味で“冷淡”ともいえるような社会のなかで、これから一体どのように生きていけばいいのか――。そのあたりをメッセージとして書きたいと思いました。日本の若者も、韓国の若者と同じような「生きづらさ」をどこかで持っていると聞きます。この競争社会で生きていくためには、国は違えど、同じメッセージやハウツーが必要とされているのかもしれませんね。」



2.実は普通に生きることは難しい?現代社会の盲点とは…。

「以外と普通が一番難しい」。どこかで一度は聞いたことがあるフレーズかもしれません。キム氏は「周りと同じように“普通に”生きていきたいけれど、それは現代社会において非常に難しいことである」と言います。人は相応の年代で共通した悩みを持ちます。それらは年代ごとに概ね似かりよっていて、生き方・恋愛観・お金・仕事での悩みが多く、隣の芝を見て日に日にその深刻さを増すと言われています。

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また普通に生きることが難しい要因に、人は感情を持つ生き物であり、科学に頼って統計的に生きるほど私達はロボットでもないし、平均的な生き方をしてる人が少ないことにも起因すると考えられます。(あくまで私の主観ですが…。)

完全無欠な完璧な人生なんてありえない。そして、それ自体を悲しむ必要なんてなく、寧ろ人生は不完全だから面白いという認識を持つことが重要です。




3.私を縛る、「劣等感」という束縛について

キム氏も、20代はこの「劣等感」に悩まされていたといいます。
私は20代後半だったので、30代を迎えるにあたり、ちょうど劣等感から自由になれる方法や、比較されることのない存在になる方法について模索していたところでした。そこで、「どちらの道を選ぶにしても、最善を尽くす力が必要となる。それならば、自分らしく生きる方に、最善を尽くしていこう!」と考えたのです。」

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これらは様々な情報やモノであふれかえる現代社会だからこその悩みかもしれません。SNSを開けば同年代の人間がハイスペックなスキルを持っていたり、到底入れないような大企業に入社していたり、常に「全く接点のない人」と肩を並べて、劣等感を感じることが多くなっています。




本書で強く謳われている「あなたがいちばん尊重しなければならない人は、常にあなた自身。」という言葉。誰からの指示や指摘でもなく、強要される選択でもない。周りなんて、気にしなくたって大丈夫です。




4.普通であることが惨め?●●しなければならないの悪循環

「この歳ならこうなっていなければいけない」というような、ある種の世間の“基準”のようなものに対して、多くの人が悩まれていることと思います。著者のキム氏も、この「●●歳だから、●●ができていなければならない」にしばられていたと言います。




もちろん、私たちが望むそのような“基準”をすべて満たしている人は少数派です。それでもなぜか、「これくらいはできていなきゃ」という“基準”に到達できないと、「やっぱり自分がダメなんだ」という思考に陥って自分を責めるという、悪循環に陥りがちです。

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キム氏によると、「たとえば韓国では「女性は20代のうちに結婚しないとダメ」というような風潮が、おそらく日本よりも色濃く残っている」と言います。ですから、「韓国人の未婚女性が30歳になるときのプレッシャーは、とても強い」。30代にもかかわらず独身でいると「売れ残り」と見なされ、「え、30代なのに結婚していないなんて!」という世間の冷たい目を感じる人が多いのだとか…。




何を伝えたいかと言うと、「自分だけ中途半端なのでは?」「自分だけ損をしているような気がする……」そんな気持ちになるのはあなただけじゃない!ということを知って頂きたいという点です。




5.まとめ

今回はベストセラー本である『私は私のままで生きることにした』について、読了後の感想と本書籍が伝えたかったことをまとめてみました。この本を読んで「考えが変わった!」、「心が軽くなった!」という反響が多いのも事実、多くの方にご一読いただきたい一冊です。
私のおすすめの一冊でした。

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今回は下記のインタビュー記事を参照に、一部展開しております。


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