「リテールマーケティング1級(販売士)」に合格したお話。◆

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この度、昨年度から勉強をしていた「リテールマーケティング検定1級(販売士)」に無事合格いたしました。第87回は合格率も高く、合格チャンスの高い回であったと認識しています。今回は合格までに行った勉強内容や方法、時間活用等について情報を共有いたします。






1.リテールマーケティング検定って、どんな試験?

「売る」をプロデュースする販売のプロフェッショナル

リテールマーケティング(販売士)検定は、販売技術や接客ノウハウはもちろん、在庫管理・マーケティング・労務・経営管理にいたるまで、幅広く実践的な専門知識が身につく「流通・小売分野で唯一の公的資格」と言われています。
試験科目は計5科目(小売業の類型、マーチャンダイジング、ストアオペレーション、マーケティング、販売・経営管理)で構成され、販売はもとより、企画・営業に求められるあらゆるノウハウを網羅する試験内容となっています。
※受験資格は特になく、どなたでも、どの級からでも受験可能です。

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業界の畑を超える、市場価値

製造業者から消費者にまで至るマーケティング・チャネルのなかで、小売業者は最終消費者に直結しています。例えば販売業務において、小売業者は特定の新ブランド等について、エンド陳列を実施したり、POP広告を作成し、販売員が顧客に声がけなどをして購買を促していきます。
他方で、最終消費者の購買代理人として消費者ニーズを先読みしながら仕入れを実施していきます。

一般的には「小売業態に勤める”販売員”に需要がある資格」と言われていますが、実は経営を網羅的にとらえる視点・ニーズを先読みした仕入れ計画・マネジメント力等、どの業界でも通ずるノウハウを習得することができるのも、この資格の魅力なのです。




2.検定試験のレベルと保有する価値について

検定試験のレベル・合格率

私が合格した「第87回リテールマーケティング(販売士)検定試験」(2021年2月17日(水)実施)の合格率は、71.4%(3級)、73.4%(2級)、25.0%(1級)となっています。3級・2級に関しては商業高校等在籍の高校生の受験者が目立ち、1級は大学生・社会人の受験者層が目立っていました。




また各級で保有する価値や水準は大きく異なり、求められる知識量等も級が上がる毎に広がります。あくまで参考程度ですが、東京商工会議所が公開している水準値をご確認いただき、「今の自分に適する級を目指す」という受験方法もありかもしれません。

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ちなみに、各級の合格率推移は以下のとおりです。

【3級】
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【2級】
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【1級】
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3.合格までに行った勉強と試験対策

勉強方法と対策について

挑戦時系列をまとめると...。

①2020年12月、テキスト及びネットに掲載されている過去問を印刷し、積極的にインプット。
➢第86回を受験しましたが、1科目のみの合格で惨敗でした。

②2020年11月より、昨年と同じテキスト・過去問を活用し、解答解説を確認しながらインプット。
また、新たに問題集を購入し、改正内容や考え方等を新たに習得。
➢「なぜその回答になるのか」を確認し、同じミスをした箇所を重点的に復習しました。問題集は下記の通りです。

③試験1か月前より、過去問のみの勉強に切り替え。正解問題・不正解問題を何度も回す。
➢特に記述問題が苦手だったため、ネットの情報等を参考に模範解答通りの回答ができるようインプットしました。
※過去問題3年分を当日の試験開始時間に合わせて実施。科目ごとの出題傾向と所要時間を把握。

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4.まとめ

取得して思うのが、「試験の価値」について。まわりの職員からはお褒めの言葉をいただくことも多くなりましたし、仕事柄様々な業種の方々と接点を持つことが多いため、より踏み込んだ提案ができるようになりました。

業種を問わず、ぜひおすすめしたい資格です。


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