副業に挑戦してみた(その2):「デザイン」ロゴ・チラシ等の作成代行(月間副業収益:60,000円)

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昨今の新型コロナウイルス感染症拡大を背景に、給与低減・ボーナス削減等の影響を受けている私が、この度「新しい試み」を始めようと思い活動記録を残していこうと決意。




具体的には「様々な副業に挑戦することで、収益の柱を築こう!」というものですが...。今回は第2弾、デザイン作成に挑戦してみましたので、その活動記録を共有いたします。



これから副業・起業に挑戦しようとしている方の参考になれば幸いです。









1.デザイン素人は、テンプレート頼みだ。


※前提条件について

まず大前提に申し添えておきたいのですが、私自身は”デザインに関する専門的な知識・実務経験”を有しているわけではありません。


ただし今回の副業挑戦に関しては、イラストレーターのアプリ(有料)が必要と判断したため、アプリのダウンロード(サブスクリプションサービス:月間利用料は約3,000円)と、Canvaという無料イラストアプリを活用して、この副業に挑戦いたします。



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↑それぞれのアプリの特徴については、各比較サイトにて紹介されている









さて、デザイン(主にチラシ等の作成代行)の副業挑戦を決意したものの、実績となるデザインやポートフォリオが無いため、まずは「どのようなイラストの作成が可能であるか」さらには「どの程度の作業時間が必要なのか」を確認する必要があると判断しました。



ということで、第1日目は「それぞれのアプリのテンプレート素材を確認」することから始めました。



(本当に素人でしたので、上記確認作業に並行しつつ、YouTubeを閲覧しながらアプリの操作方法・校了までのスキームを確認しています)



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↑イラストレーターでは、既にテンプレートで名刺・チラシ・メニュー表・ロゴデザイン等がアップされている








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↑Canvaも、無料アカウントといえど引けを取らない。プレゼン資料のテンプレート等は、本当に目を惹くデザインだった。



上記の画面をご覧いただくとお分かりの通り、イラストレーターやCanvaというアプリは、チラシ・名刺・ロゴ・プレゼンテーション資料等、発注者のニーズ応じたテンプレートが概ね存在しており、作成代行を行う上では非常に参考になります。



YouTubeでデザイン業をされているユーザー様も、「Canvaの無料アカウントで月に100,000円以上を稼ぎ出すことがある」と仰っていました。



デザイン・素材活用の制限はあるものの、初心者の方には無料サービスの範囲で十分とのことです。



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↑上記は両家顔合わせの時に使用することを想定した、「しおり」です(素人ですみません)



ということで、テンプレートをそのまま使う事はできませんが、自分なりのアレンジ入れて(文字フォントの調整・カラーの修正等)、発注者のニーズに即したデザインの納品ができるように試験的にデザイン作成を行いました。



第1日目はこんな感じで、5時間程パソコンと睨めっこして終了です。







2.案件獲得は、戦略的に。



2日目は、「どのように案件を獲得することができるのか」Coconala、Lancers、クラウドワークス3つのマッチングアプリを閲覧する調査時間に充当しました。(←どのようなデザイン要望が多いのか、必ず確認しておいた方が良いです!)



素人の私が発注者からの案件を獲得するためには、前回の記事でアップした「ライター業」とは異なり高単価案件に限って「相当のスキルとデザイン実績」が求められると分析したからです。




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ちなみに私の戦略としては



①とにかく新規で1つでも良いので、新規案件を獲得する。



②上記の案件で作成したデザインを、自身の実績として次の案件提案時に見せる。

(こんなデザイン作ったんだよ!という実績を、新規案件に応募する際に示します)



③これを早いサイクルで回し、実績をたくさん作っていく

※契約料金は、低価格でも承諾する







実際に発注者が提示する条件の中で、「デザイン実績を有する方」、「デザイン業務・実務経験を保有されている方に限る」等、条件指定をかける発注者様も多数見受けられました。



私はもちろん素人ですので、そんな制約が無い案件に応募しまくるわけですが...。




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※その当時のものでは無く、直近の発注案件をご紹介(撮影を失念しておりました)


例えば、上記の案件は「A2サイズで商品の販売促進ポスターを作成してほしい」という内容。条件等を確認すると、「案外、私でもできそう!」と思い応募をかけるのですが...。



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↑案件に対する、応募者一覧




そうなのです。競争が激しいのです。



とは言いつつ、前回ご紹介したライター業も同様に「競争が激しい中で、いかにして戦うか」が求められるわけです。とにかく提案する・断られてもめげないことに留意し、最初の1週間は応募+必要に応じてデザイン案を作成・納品する期間となりました。



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↑実際のデザイン案の作成の様子






余談ですが、応募の際は発注者のニーズと相違が出ないよう、要望やイメージ画像(デザイン案等)ヒアリングするように注意しました。



これが非常に重要で、我が独自案(自己満足)でデザインを行なっても、中々契約には至らないそうです。(YouTubeで活躍するデザイナーさんがおっしゃっていました)







3.実際のデザイン案と、採用率について


様々な案件に応募をかけていくとわかるのですが、やはり売り手市場のライター業とは違って、デザインのお仕事は「発注者のニーズをいかに捉えられるか」が契約につながる近道であることに気づきます。



実際に私が作成したデザイン等は以下の通りです。



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↑LINE公式アカウントの登録スキームにかかるプレゼンテーション資料の作成(作業時間は2時間程度)



特にデザイン性を要求されるロゴ・チラシ等の発注は余り無く、プレゼンテーション資料の作成(平均単価10,000円〜)受注が4件程入りました。




採用率は20件程の応募に対して、1件採用されるか・されないかの確率だったと思います。



特にコンペ形式で行われる案件については競争が激しく、また作業を求められるため生産性が悪いと感じました。



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ただ私の構想していた戦略(受注実績を、次の案件応募時に実績として提示する方法)は一定の効果があり、作成実績の確認→契約に至ったケースが2件ありました。







4.個人的に思う難易度・副業としての収益性評価


私の案件獲得内訳は



(1)プレゼンテーション資料の作成代行×4件
→平均単価10,000円で、合計40,000円程



(2)商品案内チラシデザインの作成
→単価4,000円×2件で、合計8,000円程



(3)サムネイル画像作成
→単価5,000円×1件+単価7,000円×1件で、合計12,000円程



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↑途中で出金処理を行いましたが、59,400円が合計収益となりました







1ヶ月奮闘して、イラストレーター等の操作方法は理解できたものの、本来獲得を目指したかった「ロゴデザイン」等のデザイン性を求められる案件については契約を獲得することができませんでした。



(1ヶ月そこらで獲得ができるとは思いませんでしたが...。提案数が多かっただけに、非常に残念です)




ちなみに本活動記録を経て、やはりデザイン業は競争が激しく、一定の受注実績を有する方は強いと感じました。副業的に始めたという方で軌道に乗っている方も幾度かお見受けしましたが、①元々デザインスキルがある。趣味程度で行なっていた、②実務経験がある。デザイン会社に勤めていた等のケースが多かったように思います。







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昨年度の株式会社デイトラ(調査会社)の調査報告によると、会社や組織に属さず個人で仕事を請け負う「フリーランス」という働き方が増えており、中でも提供するサービス・事業の業態では「ライター業」に次いで「デザイナー」が多いことが明らかになっています。




つまり、私は副業でデザイン業に参入を試みたものの、競争していた方々の多くが「フリーランス」として活躍されている方が占めていたと考えられます。(←つまり、ただの負け戦です)


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最近は業務委託契約での発注依頼も多いんだとか。



チラシやプレゼンテーション資料については、一定のテンプレートを活用すれば相当程度の資料作成が可能ですが、デザイン性を要求する案件はスキル・実績が無ければ契約の獲得が非常に難しくなるとご認識ください。





5.まとめ


さて、今回は主にランサーズ・ココナラを利用したデザイン業への挑戦を記録してみました。テスト期間は今回も1ヶ月間ですので、本来はもう少し経過を確認したいところですが、次なる副業サービスに挑戦するべく、一旦はここまでの取り組みのみの記載といたします。


(その後も継続案件を2件いただきました。こちらもリピート案件の獲得があり得ると断言できます)




次回以降も、別のジャンルに関する代行・サービスに挑戦してみたいと思います。

ご期待くださいませ。