代行する支援と、「やってみよう」と思わせる支援(備忘録)
「支援者」としての方針を考える
中小企業診断士として、今後、商売人を支えるプロとして、大切にしたい支援方針を考えていたのですが
「やってみよう」と思わせる
重い腰を上げて、行動を引き起こさせる
小さな一歩を踏み出させる
そんな支援を追求したいと、最近ようやく辿り着きました
この業界は資格の有無に関わらず実に色々な方がいて、「全部、やってあげますよ~!」って支援方針を掲げるコンサルタントも存在する
もちろん、正解は無い
でも、代行系の支援は、私は嫌いだ
根拠のない無責任なアイデア出し、中途半端な事業計画書、ただの補助金屋
この辺りの自称コンサルタントに、多くの企業が悩まされている
支援機関に勤める私は、その光景を毎度直視し、頭を抱える経営者たちに寄り添ってきた
↑自称コンサルタントも倒産増加中
↑補助金コンサルも倒産・廃業が多い
一方で、力のある中小企業診断士等に依存しすぎると、その方の支援が離れた途端に自走できなくなる企業だって存在する
企業は
経営者は
実は脆(もろ)い
「危機的状況に直面してから動く」では遅い
最近、診断実習でお世話になった企業から、その後の経営状況の経過報告があった
なんと、その実習先企業は、報告会から数か月後に運転資金が枯渇し、仕入資金すら支払えない状況に陥ったらしい
このままでは従業員の給与にまで影響が出る。それどころか、銀行に返済すらできない
結果、社長は事務所を手放し、不採算の店舗を整理・解約し、実直に「利益至上主義」の経営に舵を切ったとのこと
・・・・・
実は、この困窮状態に陥るまでに、私たちのグループは、当時「同じ内容」を提言し、危機感を抱くような、診断報告を行っている
- 不採算店の見直し
- 過剰在庫の改善
- 併せて行う営業戦略
↑あの日が懐かしい
診断報告書には、将来的な追加資金調達も見据え、現状分析+様々な打ち手を落とし込んだ
社長はいま、200ページに及ぶ診断報告書を、紙が擦り切れるまで、ボロボロにめくって私たちの提言内容を、実直に、できる範囲で実行してくださっているらしい
そんな経験を得たから思う
計画書は、作成代行でいいのか
一方通行の助言が、相手に響くのか
補助金に、社長の経営革新の想いがあるのか
口で言うが安し
現場で経営者に携わる機会があるいま、しっかり経験を重ねて「オリジナルの支援の形」を追求したい